二級ボイラー技士 過去問
令和8年4月公表
問16 (ボイラーの取扱いに関する知識 問6)

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問題

二級ボイラー技士試験 令和8年4月公表 問16(ボイラーの取扱いに関する知識 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーに給水するディフューザポンプの取扱いに関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
  • グランドパッキンシール式の軸については、運転中に少量の水が連続で滴下する程度にパッキンが締まっていることを確認する。
  • 運転前に、ポンプ内及びポンプ前後の配管内の空気を十分に抜く。
  • 起動は、ポンプ駆動用電動機が過電流とならないように、吸込み弁及び吐出し弁を全開にした状態で行う。
  • 運転中は、ポンプの吐出し圧力、流量及び負荷電流が適正であることを確認する。
  • 運転を停止するときは、吐出し弁を徐々に閉め、全閉にしてからポンプ駆動用電動機を止める。

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この過去問の解説 (1件)

01

ディフューザポンプは遠心ポンプの一種です。

起動するときは、吸込み弁を全開、吐出し弁を全閉にして電動機を始動し、正常な回転になってから吐出し弁を徐々に開きます。

 

吐出し弁まで全開にして起動すると、電動機にかかる負荷が大きくなり、過電流となるおそれがあります。

遠心ポンプの一般的な起動準備でも、吸込み弁を全開、吐出し弁を全閉とする手順が示されています。

選択肢1. グランドパッキンシール式の軸については、運転中に少量の水が連続で滴下する程度にパッキンが締まっていることを確認する。

この記述は適切です。

グランドパッキンは、ポンプの軸の部分から水が大量に漏れるのを防ぐものです。

ただし、完全に水が漏れないほど強く締めると、パッキンと軸の摩擦が大きくなり、発熱や摩耗の原因になります。

そのため、運転中は少量の水が連続して滴下する程度に調整します。

選択肢2. 運転前に、ポンプ内及びポンプ前後の配管内の空気を十分に抜く。

この記述は適切です。

ポンプの内部や配管内に空気が残っていると、羽根車が回っても水を正常に送り出せないことがあります。

そのため、運転前にはポンプを水で満たし、内部や配管内の空気を十分に抜いておくことが大切です。遠心ポンプの起動準備でも、ポンプを満水にしてエア抜きを行うことが示されています。

選択肢3. 起動は、ポンプ駆動用電動機が過電流とならないように、吸込み弁及び吐出し弁を全開にした状態で行う。

この記述が適切ではありません。

起動時は、吸込み弁を全開、吐出し弁を全閉にします。

吐出し弁を閉じた状態で始動すると、ポンプが送り出す水量が少なく、電動機にかかる負荷を小さくできます。

電動機が正常な回転になった後、吐出し弁を徐々に開いて必要な流量に調整します。

選択肢4. 運転中は、ポンプの吐出し圧力、流量及び負荷電流が適正であることを確認する。

この記述は適切です。

ポンプが正常に運転されているかを確認するためには、吐出し圧力、流量、電動機の負荷電流などを確認します。

これらに異常がある場合は、配管の詰まり、弁の開き方の異常、ポンプの故障などが考えられます。

運転中は、計器の値だけでなく、異常な音や振動、軸受の温度などにも注意します。

選択肢5. 運転を停止するときは、吐出し弁を徐々に閉め、全閉にしてからポンプ駆動用電動機を止める。

この記述は適切です。

運転を停止するときは、吐出し弁を急に閉めるのではなく、徐々に閉めて全閉にしてから電動機を停止します。

急激に流れを止めると、配管内の水に大きな圧力変化が起こり、配管や機器に衝撃を与えるおそれがあります。

そのため、水の流れを徐々に減らしてからポンプを停止します。

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