二級ボイラー技士 過去問
令和8年4月公表
問17 (ボイラーの取扱いに関する知識 問7)

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問題

二級ボイラー技士試験 令和8年4月公表 問17(ボイラーの取扱いに関する知識 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの燃焼安全装置の燃料遮断弁が作動する原因に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
  • 蒸気圧力が低下した。
  • 低水位になった。
  • 異常消火した。
  • 送風量が低下した。
  • 油圧が過昇した。

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この過去問の解説 (1件)

01

燃料遮断弁は、燃焼を続けると危険になる異常が起きたときに、燃料の供給を自動的に止めるための装置です。

低水位、異常消火、送風量の低下、油圧の過昇などは、安全のため燃料を遮断する原因となります。

一方、蒸気圧力が低下した場合は、通常は燃焼量を増やして蒸気圧力を戻す方向に制御します。

燃料を遮断するのは、蒸気圧力が異常に高くなった場合です。

選択肢1. 蒸気圧力が低下した。

この記述が適切ではありません。

蒸気が多く使われるなどして蒸気圧力が低くなったときは、通常、燃焼量を増やして必要な蒸気圧力に戻すように制御します。

燃焼安全装置が燃料を遮断するのは、蒸気圧力が異常に高くなったときです。

したがって、蒸気圧力の「低下」は燃料遮断弁が作動する原因にはなりません。

選択肢2. 低水位になった。

この記述は適切です。

ボイラー水が少なくなり、水位が安全な範囲より低くなると、伝熱面が水で十分に冷やされなくなります。

そのまま燃焼を続けると、伝熱面が異常に高温となり、変形や破損につながる危険があります。

そのため、低水位になると燃料を遮断し、燃焼を停止させます。

選択肢3. 異常消火した。

この記述は適切です。

異常消火とは、運転中に火炎が突然消えてしまうことです。

火が消えたまま燃料を送り続けると、燃えていない燃料が炉内にたまります。

その後に再び火がつくと、一気に燃焼して炉内爆発を起こすおそれがあります。

そのため、火炎検出器が異常消火を検知すると、燃料遮断弁を閉じて燃料の供給を止めます。

選択肢4. 送風量が低下した。

この記述は適切です。

燃料を安全に燃やすには、十分な量の空気が必要です。

送風量が不足したまま燃料を供給すると、燃料が完全に燃えず、一酸化炭素や未燃ガスが発生しやすくなります。

そのため、送風量が安全な範囲より低下した場合は、不完全燃焼や炉内爆発を防ぐために燃料を遮断します。

選択肢5. 油圧が過昇した。

この記述は適切です。

油だきボイラーでは、燃料油を適切な圧力でバーナへ送り、細かい粒にして燃焼させます。

油圧が異常に高くなると、燃料の供給量や噴霧の状態が正常な範囲から外れ、安全な燃焼を続けられなくなるおそれがあります。

そのため、油圧が過昇した場合は燃料を遮断する原因となります。

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