二級ボイラー技士 過去問
令和8年4月公表
問14 (ボイラーの取扱いに関する知識 問4)

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問題

二級ボイラー技士試験 令和8年4月公表 問14(ボイラーの取扱いに関する知識 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーにおけるキャリオーバの影響に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、選択肢のうちどれか。

A  蒸気の純度を低下させる。
B  ボイラー水全体が著しく揺動し、水面計の水位が確認しにくくなる。
C  ボイラー水が過熱器に入り、蒸気温度の上昇により過熱器を破損する。
D  水位制御装置が、ボイラー水位が下がったと誤認して、ボイラー水位を高水位にする。
  • A,B
  • A,B,C
  • A,B,D
  • B,C
  • C,D

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この過去問の解説 (1件)

01

キャリオーバとは、ボイラー水の水滴や不純物が蒸気と一緒にボイラーの外へ運び出される現象です。

キャリオーバが起こると、蒸気の純度が低下するほか、ボイラー水が激しく動いて水面計の水位が確認しにくくなることがあります。

 

【A 蒸気の純度を低下させる。】

この記述は適切です。

本来、ボイラーから取り出す蒸気には、できるだけ水滴やボイラー水中の不純物が混じらないことが望まれます。

しかし、キャリオーバが起こると、ボイラー水の水滴や、水に溶けている不純物が蒸気と一緒に運び出されます。

そのため、蒸気に余分な水分や不純物が混ざり、蒸気の純度が低下します。

 

【B ボイラー水全体が著しく揺動し、水面計の水位が確認しにくくなる。】

この記述は適切です。

キャリオーバには、激しい蒸発によって水滴が蒸気に運ばれるプライミングや、ボイラー水に多くの泡ができるフォーミングなどが関係します。

このような状態ではボイラー水面が激しく動くため、水面計の水位も大きく変動し、正しい水位を確認しにくくなります。

 

【C ボイラー水が過熱器に入り、蒸気温度の上昇により過熱器を破損する。】

この記述は適切ではありません。

キャリオーバによってボイラー水が蒸気とともに過熱器へ入ることはあります。

しかし、水分が過熱器に入ると、その水を蒸発させるために熱が使われるので、蒸気温度は上昇するのではなく、低下する方向になります。

また、ボイラー水に含まれる不純物が過熱器に付着すると、熱が伝わりにくくなり、過熱器を汚したり損傷させたりする原因になります。

 

【D 水位制御装置が、ボイラー水位が下がったと誤認して、ボイラー水位を高水位にする。】

この記述は適切ではありません。

キャリオーバに伴って泡立ちなどが起こると、実際の水面よりも水位が高くなったように見えることがあります。

そのため、水位制御装置は、水位が上がったと誤って判断することがあります。

その結果、給水量を減らし、実際のボイラー水位が低くなるおそれがあります。

選択肢1. A,B

正解です。

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