二級ボイラー技士 過去問
令和8年4月公表
問12 (ボイラーの取扱いに関する知識 問2)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級ボイラー技士試験 令和8年4月公表 問12(ボイラーの取扱いに関する知識 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- ボイラーとれんが積みとの境界面に隙間が生じる原因となるため。
- れんが積みの目地に割れが発生する原因となるため。
- ウォータハンマの主要な原因となるため。
- クラックや漏れを発生させないため。
- 煙管の取付け部や継手部から、ボイラー水の漏れの原因となるため。
正解!素晴らしいです
残念...
画像拡大
この過去問の解説 (1件)
01
適切でないものは、ウォータハンマの主要な原因となるためという記述です。
ボイラーのたき始めに燃焼量を急激に増やすと、ボイラー各部が均等に温まらず、場所によって熱による膨張の大きさに差が生じます。その結果、れんが積みの割れ、ボイラー本体のクラック、接合部からの漏れなどを起こすおそれがあります。
一方、ウォータハンマは、主に配管内にたまった水が急激に移動したり、蒸気が急に凝縮したりすることで発生します。燃焼量の急増は、その主要な原因ではありません。
たき始めに燃焼量を急激に増やすと、金属でできたボイラー本体は急速に温まって膨張します。
一方、れんが積みは金属とは温まり方や膨張のしかたが異なります。この差によって、ボイラー本体とれんが積みとの境目に力がかかり、隙間が生じる原因になります。
れんが積みの目地とは、れんが同士をつないでいる部分です。
燃焼量を急激に増やすと、炉内側だけが先に高温となり、れんが積みの内側と外側で温度差が大きくなります。この不均一な膨張によって目地に強い力がかかり、割れが発生するおそれがあります。
この記述が適切ではありません。
ウォータハンマは、配管内にたまった水のかたまりが蒸気に押されて高速で移動し、曲がり部分などに衝突することで、大きな音や衝撃が発生する現象です。また、蒸気が急激に凝縮し、水同士が衝突して起こる場合もあります。
つまり、ウォータハンマの主な原因は、蒸気配管内のドレンの滞留や急激な移動です。ボイラーのたき始めに燃焼量を急増させることによる不同膨張とは、発生の仕組みが異なります。
クラックとは、ボイラー本体などに生じるひび割れのことです。
たき始めに急激に加熱すると、よく熱せられる部分と温まりにくい部分との間で膨張の差が生じます。この状態を不同膨張といいます。
不同膨張によってボイラー本体に無理な力がかかると、クラックや接合部からの漏れが発生するおそれがあります。そのため、たき始めは燃焼量を少しずつ増やします。
煙管や配管の継手部分は、部品同士を接合している場所です。
燃焼量を急激に増やすと、それぞれの部分の温まり方に差が生じ、熱による伸び方も不均一になります。その結果、煙管の取付け部や継手部に無理な力がかかり、緩みや変形が生じて、ボイラー水が漏れる原因になります。
ボイラーのたき始めには、ボイラー本体やれんが積みを均等に温めるため、燃焼量を少しずつ増やすことが大切です。
燃焼量を急激に増やすと、不同膨張によって、れんが積みの割れ、ボイラーとの境界面の隙間、クラック、煙管や継手部分からの漏れなどを起こすおそれがあります。
一方、ウォータハンマは、主に蒸気配管内にたまったドレンの移動や蒸気の急激な凝縮によって起こります。したがって、ウォータハンマの主要な原因となるためという説明は、たき始めに燃焼量を急増させてはならない理由には当たりません。
参考になった数23
この解説の修正を提案する
前の問題(問11)へ
令和8年4月公表 問題一覧
次の問題(問13)へ