二級ボイラー技士 過去問
令和8年4月公表
問9 (ボイラーの構造に関する知識 問9)

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問題

二級ボイラー技士試験 令和8年4月公表 問9(ボイラーの構造に関する知識 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの蒸気トラップの分類を示すAからDまでの方式について、作動原理が蒸気とドレンの温度差を利用するもののみを全てあげた組合せは、選択肢のうちどれか。

A  バイメタル式
B  ベローズ式
C  オリフィス式
D  ディスク式
  • A,B
  • A,B,C
  • A,C,D
  • B,C
  • C,D

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この過去問の解説 (1件)

01

正しい組合せは、A、Bです。

蒸気トラップのうち、蒸気とドレンの温度差を利用するものは、バイメタル式とベローズ式です。これらはサーモスタチック式に分類され、温度の変化によって弁を開閉します。

オリフィス式とディスク式は、温度差ではなく、蒸気とドレンの熱力学的な性質や流れ方の違いを利用します。公式の公表試験問題でも、A、Bの組合せが正答とされています。

【A バイメタル式】

バイメタルは、熱による膨張のしかたが異なる2種類の金属を重ねたものです。

温度が変わるとバイメタルが曲がったり伸び縮みしたりし、その動きによって弁を開閉します。温度の低いドレンが入ると弁が開き、温度の高い蒸気が入ると弁が閉じるため、蒸気とドレンの温度差を利用する方式です。

【B ベローズ式】

ベローズとは、蛇腹のように伸び縮みする部品です。

温度が上がるとベローズが膨張し、温度が下がると収縮します。この動きによって弁を開閉するため、ベローズ式も蒸気とドレンの温度差を利用する方式です。

【C オリフィス式】

オリフィス式は、小さな穴であるオリフィスを通してドレンを排出する方式です。

蒸気とドレンが小さな穴を通るときの流れ方や性質の違いを利用します。温度の変化によって弁を開閉する方式ではないため、今回の条件には当てはまりません。

オリフィス式は、ディスク式と同じくサーモダイナミック式に分類されます。

【D ディスク式】

ディスク式は、蒸気やドレンが流れるときに生じる圧力や流速の変化によって、円盤状の弁を開閉します。

蒸気とドレンの熱力学的な性質や流れ方の違いを利用するものであり、温度差によって作動する方式ではありません。

選択肢1. A,B

バイメタル式とベローズ式は、どちらも温度の変化によって作動します。

温度差を利用するものだけが含まれているため、この組合せが適切です。

選択肢2. A,B,C

バイメタル式とベローズ式は温度差を利用しますが、オリフィス式は温度差を利用する方式ではありません。

条件に当てはまらないCが含まれているため、この組合せは適切ではありません。

選択肢3. A,C,D

バイメタル式は温度差を利用しますが、オリフィス式とディスク式は熱力学的な性質や流れ方の違いを利用します。

また、温度差を利用するベローズ式が含まれていないため、この組合せは適切ではありません。

選択肢4. B,C

ベローズ式は温度差を利用しますが、オリフィス式は温度差を利用しません。

さらに、温度差を利用するバイメタル式が含まれていないため、この組合せは適切ではありません。

選択肢5. C,D

オリフィス式とディスク式は、どちらもサーモダイナミック式に分類されます。

温度差を利用するバイメタル式とベローズ式が含まれていないため、この組合せは適切ではありません。

まとめ

蒸気トラップは、作動原理によっていくつかの種類に分けられます。

バイメタル式とベローズ式は、蒸気とドレンの温度差を利用する方式です。

一方、オリフィス式とディスク式は、蒸気とドレンの熱力学的な性質や流れ方の違いを利用する方式です。

したがって、温度差を利用するもののみを挙げた組合せは、A、Bです。

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