二級ボイラー技士 過去問
令和8年4月公表
問7 (ボイラーの構造に関する知識 問7)

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問題

二級ボイラー技士試験 令和8年4月公表 問7(ボイラーの構造に関する知識 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの胴に設けるマンホールなどの穴に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
  • マンホールの大きさは、だ円の場合は長径375mm以上、短径275mm以上とし、円形の場合は直径375mm以上とすることが、JISで定められている。
  • だ円形又は長方形の穴をボイラーの胴に設ける場合には、短径又は短い辺を胴の軸方向に配置する。
  • 掃除穴は、ボイラー内部を掃除するための穴で、だ円形又は円形とする。
  • 検査穴は、ボイラー内部の点検用として設けられるもので、一般にだ円形とする。
  • 穴を設けた場所は、強度が減少するので、強め材を取り付けたり、フランジを打ち出したりして補強する。

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この過去問の解説 (2件)

01

適切でないものは、検査穴は、ボイラー内部の点検用として設けられるもので、一般にだ円形とするという記述です。

検査穴は、ボイラー内部を外から点検するために設ける穴で、一般に円形とします。だ円形又は円形とするのは掃除穴です。掃除穴と検査穴では、用途だけでなく形にも違いがあります。

選択肢1. マンホールの大きさは、だ円の場合は長径375mm以上、短径275mm以上とし、円形の場合は直径375mm以上とすることが、JISで定められている。

マンホールは、人がボイラー内部に入って、掃除や点検などを行うための穴です。そのため、人が出入りできる大きさが必要です。

だ円形の場合は長径375mm以上、短径275mm以上、円形の場合は直径375mm以上とされています。この記述は適切です。

選択肢2. だ円形又は長方形の穴をボイラーの胴に設ける場合には、短径又は短い辺を胴の軸方向に配置する。

ボイラーの胴には、内部の圧力によって大きな力がかかっています。特に、胴を輪のように広げようとする方向には、強い力がかかります。

穴による強度の低下を抑えるため、だ円形の短径や長方形の短い辺を、胴の端から端へ向かう軸方向に配置します。この記述も適切です。

選択肢3. 掃除穴は、ボイラー内部を掃除するための穴で、だ円形又は円形とする。

掃除穴は、ボイラー内部にたまったスケールや泥などを取り除くために設けられます。

掃除のための器具を入れたり、汚れを外へ取り出したりできるように、だ円形又は円形とします。

選択肢4. 検査穴は、ボイラー内部の点検用として設けられるもので、一般にだ円形とする。

この記述が適切ではありません。

検査穴は、点検鏡などを使ってボイラー内部の状態を確認するための穴です。一般に、形はだ円形ではなく円形とします。

掃除穴はだ円形又は円形ですが、検査穴は一般に円形であるため、両者を混同しないことが大切です。

選択肢5. 穴を設けた場所は、強度が減少するので、強め材を取り付けたり、フランジを打ち出したりして補強する。

ボイラーの胴に穴を開けると、穴を設けていない部分に比べて強度が低くなります。また、穴の周囲には力が集中しやすくなります。

そのため、必要に応じて穴の周囲に強め材を取り付けたり、穴の縁を曲げてフランジを作ったりして補強します。この記述は適切です。

まとめ

ボイラーの胴に設ける穴には、マンホール、掃除穴、検査穴などがあり、それぞれ用途や形が異なります。

マンホールは、人が出入りするための大きな穴です。
掃除穴は、内部の汚れを取り除くための穴で、だ円形又は円形とします。
検査穴は、内部を外から点検するための穴で、一般に円形とします。

今回のポイントは、掃除穴はだ円形又は円形、検査穴は一般に円形という違いです。

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02

ボイラーの構造に関する出題数10問のうち、「胴に設けるマンホールなどの穴に関する」問題です。
令和7年10月公表問題は全く同一の問題が出題されています。今後も連続で出題される可能性があります。

選択肢1. マンホールの大きさは、だ円の場合は長径375mm以上、短径275mm以上とし、円形の場合は直径375mm以上とすることが、JISで定められている。

正解です。

 

「マンホールの大きさは長径375mm以上、短径275mm以上のだ円形(若しくは長円形)又は内径375mm以上の円形としなければならない。」
(6.7 穴とその補強、6.7.1 マンホール、掃除穴及び検査穴)

 

JIS(日本産業規格)で定められていますので正解です。
 

選択肢2. だ円形又は長方形の穴をボイラーの胴に設ける場合には、短径又は短い辺を胴の軸方向に配置する。

正解です。

 

「胴にだ円形(若しくは長円形)のマンホールを設けるときは、その短軸は胴軸に平行にしなければならない。」
(6.7 穴とその補強、6.7.2 だ円形穴の方向)

 

JIS(日本産業規格)で定められていますので正解です。

選択肢3. 掃除穴は、ボイラー内部を掃除するための穴で、だ円形又は円形とする。

正解です。

 

「掃除又は検査のため手を入れる必要がある穴(以下、手穴という。)の大きさは、長径90mm以上、短径70mm以上のだ円形か、又は直径90mm以上の円形としなければならない。」
(6.7 穴とその補強、6.7.1 マンホール、掃除穴及び検査穴)

 

JIS(日本産業規格)で定められていますので正解です。
 

選択肢4. 検査穴は、ボイラー内部の点検用として設けられるもので、一般にだ円形とする。

誤りです。この問題の正答になります。

 

「検査穴は,直径30mm以上の円形としなければならない。」
(6.7 穴とその補強、6.7.1 マンホール、掃除穴及び検査穴)

 

検査穴はだ円形ではなく、円形ですので誤りです。

選択肢5. 穴を設けた場所は、強度が減少するので、強め材を取り付けたり、フランジを打ち出したりして補強する。

正解です。

 

a) 穴の周囲に強め材を取り付けて補強する場合
1) 胴板、皿形鏡板、全半球形鏡板、半だ円体形鏡板又は管寄せに設けられた穴には、他の規定のあるものを除き、穴の中心を含み穴の面に垂直な断面で、次の式によって求めた面積以上の強め材を取り付けなければならない。
b) 鏡板の穴の周囲をフランジに折り込んで補強する場合
 穴の周囲をフランジに折り込んで補強する場合には、折り込んだフランジの最小高さは、表12による。
(6.7 穴とその補強、6.7.10 補強の計算、6.7.10.1 胴板、皿形鏡板、全半球形鏡板、半だ円体形鏡板又は管寄せの場合)

 

a) 穴の周囲に強め材を取り付けて補強する場合
6.3.7に規定された平鏡板、蓋板又は底板に径又は最小スパンの1/2以下の穴を設けるときは、次の面積以上の強め材を取り付けなければならない。
b) 穴の周囲をフランジに折り込んで補強する場合(6.7.10.1 b)による。
(6.7 穴とその補強、6.7.10 補強の計算、6.7.10.2 平板の場合)

 

JIS(日本産業規格)で定められていますので正解です。

まとめ

「JIS規格 簡易閲覧サイト 一般機械B8 JIS B8201:201 陸用鋼製ボイラ-構造」
(https://kikakurui.com/b8/B8201-2013-01.html)
 

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