二級ボイラー技士 過去問
令和7年4月公表
問35 (関係法令 問5)

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問題

二級ボイラー技士試験 令和7年4月公表 問35(関係法令 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラー(小型ボイラーを除く。)の定期自主検査について、法令に定められていないものは次のうちどれか。
  • 「自動制御装置」の電気配線については、端子の異常の有無について点検しなければならない。
  • 「附属装置及び附属品」のスートブロワについては、漏れその他の損傷の有無及び通風圧の異常の有無について点検しなければならない。
  • 定期自主検査は、1か月をこえる期間使用しない場合を除き、1か月以内ごとに1回、定期に、行わなければならない。
  • 定期自主検査における燃焼装置の対象項目は、油過熱器及び燃料供給装置、バーナ、ストレーナ、バーナタイル及び炉壁、ストーカ及び火格子、煙道である。
  • 定期自主検査を行ったときは、その結果を記録し、これを3年間保存しなければならない。

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この過去問の解説 (2件)

01

定期自主検査に関する問題です。

自主検査自体は非常に重要なもので、しっかり行わないと事故やトラブルの元になるので、確実に内容を把握しておきましょう。

選択肢1. 「自動制御装置」の電気配線については、端子の異常の有無について点検しなければならない。

正しい記述です。

「自動制御装置」の電気配線については、端子の異常の有無について点検しなければいけません。

選択肢2. 「附属装置及び附属品」のスートブロワについては、漏れその他の損傷の有無及び通風圧の異常の有無について点検しなければならない。

漏れその他の損傷の有無及び通風圧の異常の有無について点検しなければならないのは、スートブロワではなく、煙道の点検項目となります。

選択肢3. 定期自主検査は、1か月をこえる期間使用しない場合を除き、1か月以内ごとに1回、定期に、行わなければならない。

正しい記述です。

定期自主検査は、1か月をこえる期間使用しない場合を除き、1か月以内ごとに1回、定期に、行わなければならないと定められています。

選択肢4. 定期自主検査における燃焼装置の対象項目は、油過熱器及び燃料供給装置、バーナ、ストレーナ、バーナタイル及び炉壁、ストーカ及び火格子、煙道である。

正しい記述です。

定期自主検査における燃焼装置の対象項目は、油過熱器及び燃料供給装置、バーナ、ストレーナ、バーナタイル及び炉壁、ストーカ及び火格子、煙道となっています。

選択肢5. 定期自主検査を行ったときは、その結果を記録し、これを3年間保存しなければならない。

正しい記述です。

定期自主検査を行ったときは、その結果を記録し、これを3年間保存しなければいけません。

特に3年間という期間は覚えておきましょう。

まとめ

しっかり点検をしていればボイラーの寿命も長くなり、安全に使用できるようになるので、忘れないようにしましょう。

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02

定期自主検査についての問題です。

 

ボイラー及び圧力容器安全規則 第三十二条 定期自主検査で定められています。

なお,検査周期は1ヶ月となり,

対象はボイラー本体,燃焼装置,自動制御装置,附属装置及び附属品です。

選択肢1. 「自動制御装置」の電気配線については、端子の異常の有無について点検しなければならない。

正しい記述です。

 

自動制御装置は電気機器が大半です。

電気制御に不調をきたさないように配線端子の異常の有無について点検を実施する必要があります。

選択肢2. 「附属装置及び附属品」のスートブロワについては、漏れその他の損傷の有無及び通風圧の異常の有無について点検しなければならない。

誤った記述です。

 

附属装置及び附属品においては,

過熱器,節炭器,空気予熱器,水処理装置,給水ポンプ,給水タンク,安全弁逃がし弁及び逃がし管,配管

が対象となります。

選択肢3. 定期自主検査は、1か月をこえる期間使用しない場合を除き、1か月以内ごとに1回、定期に、行わなければならない。

正しい記述です。

 

原則1ヶ月と定められています。

選択肢4. 定期自主検査における燃焼装置の対象項目は、油過熱器及び燃料供給装置、バーナ、ストレーナ、バーナタイル及び炉壁、ストーカ及び火格子、煙道である。

正しい記述です。

 

燃焼装置においては,

油過熱器及び燃料供給装置,バーナ,ストレーナ,バーナタイル及び炉壁,ストーカ及び火格子,煙道

が対象です。

選択肢5. 定期自主検査を行ったときは、その結果を記録し、これを3年間保存しなければならない。

正しい記述です。

 

記録の保存期間は3年です。

まとめ

定期自主検査の内容を把握しておきましょう。

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