二級ボイラー技士 過去問
令和7年4月公表
問20 (ボイラーの取扱いに関する知識 問10)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級ボイラー技士試験 令和7年4月公表 問20(ボイラーの取扱いに関する知識 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの清缶剤について、適切でないものは次のうちどれか。
  • 軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を可溶性の化合物に変えるための薬剤である。
  • 軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがある。
  • 脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤である。
  • 脱酸素剤には、タンニン、亜硫酸ナトリウムなどがある。
  • 清缶剤は、水に起因するスケールの付着、腐食といった障害を防止するために、給水及びボイラー水に直接添加する薬品である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

ボイラーの清缶剤に関わる問題です。

脱酸素剤や軟化剤の種類も覚えておきましょう。

選択肢1. 軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を可溶性の化合物に変えるための薬剤である。

軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を可溶性ではなく、不溶性の化合物に変えるための薬剤となります。

選択肢2. 軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがある。

正しい記述です。

軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがあります。

選択肢3. 脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤である。

正しい記述です。

脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤となります。

選択肢4. 脱酸素剤には、タンニン、亜硫酸ナトリウムなどがある。

正しい記述です。

脱酸素剤には、タンニン、亜硫酸ナトリウムなどがあります。

他にはヒドラジンも含まれます。

選択肢5. 清缶剤は、水に起因するスケールの付着、腐食といった障害を防止するために、給水及びボイラー水に直接添加する薬品である。

正しい記述です。

清缶剤は、水に起因するスケールの付着、腐食といった障害を防止するために、給水及びボイラー水に直接添加する薬品となります。

まとめ

脱酸素剤や軟化剤の種類について問われる事が多いので、一通り押さえておきましょう。

参考になった数30

02

ボイラーの清缶剤についての問題です。

選択肢1. 軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を可溶性の化合物に変えるための薬剤である。

誤った記述です。

 

可溶性ではなく,不溶性の化合物に変えるための薬剤です。

不溶性とし,吹き出しによって排出し易くします。

選択肢2. 軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがある。

正しい記述です。

 

軟化剤には,炭酸ナトリウム,りん酸ナトリウムなどがあります。

選択肢3. 脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤である。

正しい記述です。

 

ボイラー給水中の酸素は鋼材の腐食の原因になりますので,

脱酸素剤を注入し,酸素を除去します。

選択肢4. 脱酸素剤には、タンニン、亜硫酸ナトリウムなどがある。

正しい記述です。

 

脱酸素剤には,タンニン,亜硫酸ナトリウム,ヒドラジンなどがあります。

選択肢5. 清缶剤は、水に起因するスケールの付着、腐食といった障害を防止するために、給水及びボイラー水に直接添加する薬品である。

正しい記述です。

 

清缶剤はスケールの原因となる物質を除去するために給水およびボイラ水に直接添加する薬品です。

まとめ

清缶剤によって,給水・ボイラ水に混在している不純物による伝熱障害や腐食を防止します。

参考になった数6