二級ボイラー技士 過去問
令和7年4月公表
問18 (ボイラーの取扱いに関する知識 問8)

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問題

二級ボイラー技士試験 令和7年4月公表 問18(ボイラーの取扱いに関する知識 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの休止中の保存法について、適切でないものは次のうちどれか。
  • 満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用しない。
  • 満水保存法は、休止期間が3か月程度までの場合に採用する。
  • 満水保存法では、月に1回以上、保存水の薬剤の濃度が所定の値であるか測定、管理する。
  • 乾燥保存法では、1か月ごとに吸湿剤を点検し、必要に応じ交換する。
  • 乾燥保存法で使用する吸湿剤には、一般的にシリカゲルや活性アルミナが用いられる。

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この過去問の解説 (2件)

01

ボイラーの休止中の保存法に関わる問題です。

満水保存法と乾燥保存法の特徴を押さえておきましょう。

選択肢1. 満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用しない。

正しい記述です。

満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用しません。

選択肢2. 満水保存法は、休止期間が3か月程度までの場合に採用する。

正しい記述です。

満水保存法は、休止期間が3か月程度までの場合に採用します。

選択肢3. 満水保存法では、月に1回以上、保存水の薬剤の濃度が所定の値であるか測定、管理する。

正しい記述です。

満水保存法では、月に1回以上、保存水の薬剤の濃度が所定の値であるか測定、管理します。

選択肢4. 乾燥保存法では、1か月ごとに吸湿剤を点検し、必要に応じ交換する。

乾燥保存法では、1か月ごとではなく、1週間~2週間に吸湿剤を点検し、必要に応じ交換します。

選択肢5. 乾燥保存法で使用する吸湿剤には、一般的にシリカゲルや活性アルミナが用いられる。

正しい記述です。

乾燥保存法で使用する吸湿剤には、一般的にシリカゲルや活性アルミナが用いられます。

まとめ

各保存法の期間など問われる事が多いので、しっかり押さえておきましょう。

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02

ボイラーの休止中の保存法に関する問題です。

選択肢1. 満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用しない。

正しい記述です。

 

凍結に伴い水の体積が膨張すると,ボイラの破損に繋がりますので,

凍結の恐れがある場合は採用できません。

選択肢2. 満水保存法は、休止期間が3か月程度までの場合に採用する。

正しい記述です。

 

3ヶ月は満水保存期間として適正です。

3ヶ月以上となると,乾燥保存が良いです。

選択肢3. 満水保存法では、月に1回以上、保存水の薬剤の濃度が所定の値であるか測定、管理する。

正しい記述です。

 

満水保存方法では,水中に脱酸素を目的とした薬品を注入します。

その濃度を1ヶ月に1回以上測定し,必要により再注入し所定の濃度をキープします。

選択肢4. 乾燥保存法では、1か月ごとに吸湿剤を点検し、必要に応じ交換する。

誤った記述です。

 

吸湿剤の点検期間は1週間程度です。

選択肢5. 乾燥保存法で使用する吸湿剤には、一般的にシリカゲルや活性アルミナが用いられる。

正しい記述です。

 

乾燥保存にしようする吸湿剤としてシリカゲルや活性アルミナが用いられます。

まとめ

保存方法は期間によって,最適なものを選択しましょう。

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