二級ボイラー技士 過去問
令和7年4月公表
問13 (ボイラーの取扱いに関する知識 問3)

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問題

二級ボイラー技士試験 令和7年4月公表 問13(ボイラーの取扱いに関する知識 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

油だきボイラーの燃焼の維持及び調節などについて、適切でないものは次のうちどれか。
  • 燃焼時に火炎の流れの方向を監視し、ボイラー本体及びれんが壁に火炎が触れないようにする。
  • 蒸気圧力又は温水温度を一定に保つように、負荷の変動に応じて燃焼量を増減する。
  • 燃焼量を減らすときは、燃料供給量を先に減らしてから燃焼用空気量を減らす。
  • 燃焼用空気量の過不足は、計測して得た燃焼ガス中のCO2、CO又はO2の濃度により判断する。
  • 燃焼用空気量が適量である場合には、炎は短い輝白色となる。

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この過去問の解説 (2件)

01

油だきボイラーの燃焼の維持及び調節についての問題です。

燃焼状態などを適切に判断できるようになりましょう。

選択肢1. 燃焼時に火炎の流れの方向を監視し、ボイラー本体及びれんが壁に火炎が触れないようにする。

正しい記述です。

燃焼時に火炎の流れの方向を監視し、ボイラー本体及びれんが壁に火炎が触れないようにします。

選択肢2. 蒸気圧力又は温水温度を一定に保つように、負荷の変動に応じて燃焼量を増減する。

正しい記述です。

蒸気圧力又は温水温度を一定に保つように、負荷の変動に応じて燃焼量を増減します。

選択肢3. 燃焼量を減らすときは、燃料供給量を先に減らしてから燃焼用空気量を減らす。

正しい記述です。

燃焼量を減らすときは、燃料供給量を先に減らしてから燃焼用空気量を減らします。

この順番は覚えておきましょう。

選択肢4. 燃焼用空気量の過不足は、計測して得た燃焼ガス中のCO2、CO又はO2の濃度により判断する。

正しい記述です。

燃焼用空気量の過不足は、計測して得た燃焼ガス中のCO2、CO又はO2の濃度により判断します。

選択肢5. 燃焼用空気量が適量である場合には、炎は短い輝白色となる。

炎が短い輝白色場合、燃焼用空気量が多い時となります。

燃焼用空気量が適量の場合、オレンジ色となります。

 

まとめ

燃焼状態を正しく理解しておかないと失火などにもつながるので、頭に入れておきましょう。

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02

油だきボイラーの燃焼の維持及び調節についての問題です。

選択肢1. 燃焼時に火炎の流れの方向を監視し、ボイラー本体及びれんが壁に火炎が触れないようにする。

正しい記述です。

 

ボイラー本体及びれんが壁の焼損防止のため,火炎の流れや方向の調整が必要です。

選択肢2. 蒸気圧力又は温水温度を一定に保つように、負荷の変動に応じて燃焼量を増減する。

正しい記述です。

 

ボイラーの安定運転のため,蒸気圧力・温度を一定とするように燃焼量の調整します。

負荷が変動に応じて蒸気圧力・温度も変動します。

それの変動に追従するように燃焼量(燃料の量)も追従するようにします。

選択肢3. 燃焼量を減らすときは、燃料供給量を先に減らしてから燃焼用空気量を減らす。

正しい記述です。

 

一般的に未燃分の発生防止のため,燃料供給量を先に減らしてから燃焼用空気量を減らす用に制御されています。

選択肢4. 燃焼用空気量の過不足は、計測して得た燃焼ガス中のCO2、CO又はO2の濃度により判断する。

正しい記述です。

 

空気量の過不足は,燃焼ガス中のCO2やCO・O2濃度によって判断可能です。

一般的には,ボイラー出口O2濃度で判断されます。

選択肢5. 燃焼用空気量が適量である場合には、炎は短い輝白色となる。

誤った記述です。

 

空気量が適量の場合は,オレンジ色となります。

記述は空気量が過剰な場合です。

まとめ

空気量による火炎の変化について,把握しておきましょう。

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