二級ボイラー技士 過去問
令和8年4月公表
問3 (ボイラーの構造に関する知識 問3)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級ボイラー技士試験 令和8年4月公表 問3(ボイラーの構造に関する知識 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの伝熱面、燃焼室及び燃焼装置に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
  • 燃焼室に直面している伝熱面は接触伝熱面といい、燃焼室を出たガス通路に配置される伝熱面は放射伝熱面といわれる。
  • 燃焼室は、燃料を燃焼させ、熱が発生する部分で、火炉ともいわれる。
  • 燃焼室は、供給された燃料を速やかに着火・燃焼させ、発生する可燃性ガスと空気との混合接触を良好にして、完全燃焼を行わせる部分である。
  • 加圧燃焼方式の燃焼室は、気密構造になっている。
  • 燃焼装置は、燃料の種類によって異なり、液体燃料、気体燃料及び微粉炭にはバーナが、一般固体燃料には火格子が用いられる。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

適切でないものは、燃焼室に直面している伝熱面は接触伝熱面、燃焼室を出たガス通路に配置される伝熱面は放射伝熱面という記述です。

これは、伝熱面の名前が逆になっています。
燃焼室に直面していて、火炎から直接強い熱を受ける面は放射伝熱面です。
一方、燃焼室を出た燃焼ガスが流れる通路にあり、ガスと接して熱を受ける面は接触伝熱面です。

選択肢1. 燃焼室に直面している伝熱面は接触伝熱面といい、燃焼室を出たガス通路に配置される伝熱面は放射伝熱面といわれる。

この記述が適切ではありません。

燃焼室に直面している伝熱面は、火炎や高温ガスから強い熱を受けます。
このように、熱が光や赤外線のように伝わることを放射といいます。
そのため、燃焼室に直面している伝熱面は放射伝熱面です。

一方、燃焼室を出たガス通路にある伝熱面は、燃焼ガスが伝熱面に接して熱を伝えます。
そのため、こちらは接触伝熱面です。

したがって、この記述は2つの名称が逆になっています。

選択肢2. 燃焼室は、燃料を燃焼させ、熱が発生する部分で、火炉ともいわれる。

燃焼室は、燃料を燃やして熱を発生させる場所です。
ボイラーでは、この熱を水や蒸気に伝えて利用します。

また、燃焼室は火炉とも呼ばれます。
そのため、この記述は正しい内容です。

選択肢3. 燃焼室は、供給された燃料を速やかに着火・燃焼させ、発生する可燃性ガスと空気との混合接触を良好にして、完全燃焼を行わせる部分である。

燃焼室では、燃料に火をつけて燃やすだけでなく、燃料から出る可燃性ガスと空気をよく混ぜることも大切です。
空気とよく混ざらないと、燃え残りが出たり、効率が悪くなったりします。

そのため、燃焼室は完全燃焼が起こりやすいようにする部分です。
この記述は、燃焼室の役割を正しく説明しています。

選択肢4. 加圧燃焼方式の燃焼室は、気密構造になっている。

加圧燃焼方式では、燃焼室内の圧力を高くして燃焼させます。
このとき、燃焼室にすき間があると、空気や燃焼ガスが漏れてしまいます。

そのため、加圧燃焼方式の燃焼室は気密構造にする必要があります。
この記述は正しい内容です。

選択肢5. 燃焼装置は、燃料の種類によって異なり、液体燃料、気体燃料及び微粉炭にはバーナが、一般固体燃料には火格子が用いられる。

燃焼装置は、使う燃料の種類によって変わります。
重油などの液体燃料、ガスなどの気体燃料、細かく砕いた石炭である微粉炭には、燃料を吹き出して燃やすバーナが使われます。

一方、石炭などの一般的な固体燃料では、燃料を載せて燃やす火格子が使われます。
この記述は正しい内容です。

まとめ

この問題では、ボイラーの燃焼室や伝熱面の名前と役割が問われています。
大切なポイントは、燃焼室に直面する伝熱面は放射伝熱面、燃焼室を出たガス通路にある伝熱面は接触伝熱面ということです。

燃焼室は燃料を燃やして熱を発生させる場所であり、完全燃焼を行わせるために、燃料と空気をよく混ぜる役割があります。
また、燃料の種類によって、バーナや火格子などの燃焼装置が使い分けられます。

参考になった数16

02

ボイラーの構造に関する出題数10問のうち、「燃焼室及び燃焼装置」に関する問題です。
令和7年10月、令和5年4月公表問題と全く同一ですので、周期的に出題されると思います。
しっかりと覚えましょう。

 

選択肢1. 燃焼室に直面している伝熱面は接触伝熱面といい、燃焼室を出たガス通路に配置される伝熱面は放射伝熱面といわれる。

誤りです。この問題の正答になります。

 

燃焼室に直面している伝熱面は放射伝熱面といい、燃焼室を出たガス通路に配置される伝熱面は接触伝熱面といわれます。
 

設問では、逆になっていますので誤りです。

選択肢2. 燃焼室は、燃料を燃焼させ、熱が発生する部分で、火炉ともいわれる。

正解です。

 

燃焼室(火炉:かろ)は、燃料を効率よく燃焼させて熱を発生する部分ですので正解です。
 

選択肢3. 燃焼室は、供給された燃料を速やかに着火・燃焼させ、発生する可燃性ガスと空気との混合接触を良好にして、完全燃焼を行わせる部分である。

正解です。

 

燃焼室の役割は、燃料と空気を供給し、速やかに着火・燃焼させることで、発生する可燃性ガスと空気との混合接触の比率を良好にして、完全燃焼を行わせる部分ですので正解です。

選択肢4. 加圧燃焼方式の燃焼室は、気密構造になっている。

正解です。

 

加圧燃焼方式は、ファンやコンプレッサを使用して燃焼室内に大気圧以上の高圧空気を押し込むことで圧力が高まり、効率的な燃焼を行います。燃焼室は気密構造になっていて、通風力が安定するため、天候や外気温の影響を受けにくいので正解です。
 

選択肢5. 燃焼装置は、燃料の種類によって異なり、液体燃料、気体燃料及び微粉炭にはバーナが、一般固体燃料には火格子が用いられる。

正解です。

 

 燃焼装置は、燃料の種類によって異なり、液体燃料(重油など)、気体燃料(LNG:液化天然ガス、LPG:液化石油ガスなど)及び微粉炭(石炭を微細な粉末にしたもの)にはバーナが、一般固体燃料(石炭、木材など)には火格子(固形燃料を載せる格子状のもの)が用いられますので正解です。

参考になった数9