二級ボイラー技士 過去問
令和7年4月公表
問10 (ボイラーの構造に関する知識 問10)
問題文
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問題
二級ボイラー技士試験 令和7年4月公表 問10(ボイラーの構造に関する知識 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
- 火炎検出器は、火炎の有無又は強弱を検出し、電気信号に変換するもので、あらかじめ定められた条件に適合する火炎だけを検出することが必要である。
- フォトダイオードセルは、光起電力効果を利用したもので、ガス専焼バーナに多く用いられる。
- 整流式光電管は、光電子放出現象を利用したもので、油燃焼炎の検出に用いられるが、ガス燃焼炎には適さない。
- 紫外線光電管は、光電子放出現象を利用したもので、その検出感度を高めており、炉壁の放射による誤作動もなく、全ての燃料の燃焼炎の検出に用いられる。
- フレームロッドは、ロッドの使用制限温度による制約から、主として燃焼時間の短い点火用のガスバーナに多く用いられる。
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この過去問の解説 (2件)
01
ボイラーにおける燃焼安全装置の火炎検出器に関わる問題です。
火炎検出器にも様々な種類があるので、一通り押さえておきましょう。
正しい記述です。
火炎検出器は、火炎の有無又は強弱を検出し、電気信号に変換するもので、あらかじめ定められた条件に適合する火炎だけを検出することが必要となります。
フォトダイオードセルは、光起電力効果を利用したもので、ガス専焼バーナではなく、ガンタイプの油バーナに多く用いられます。
正しい記述です。
整流式光電管は、光電子放出現象を利用したもので、油燃焼炎の検出に用いられるが、ガス燃焼炎には適さないです。
正しい記述です。
紫外線光電管は、光電子放出現象を利用したもので、その検出感度を高めており、炉壁の放射による誤作動もなく、全ての燃料の燃焼炎の検出に用いられます。
正しい記述です。
フレームロッドは、ロッドの使用制限温度による制約から、主として燃焼時間の短い点火用のガスバーナに多く用いられます。
バーナもそれぞれのボイラーに応じて使い分ける必要があり、扱いを誤ると失火などにもつながるので、覚えておきましょう。
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02
火炎検出器に関する問題です。
正しい記述です。
火炎から発生する,紫外線や赤外線等を検出し,その強弱を電気信号に変換する装置です。
失火や息継ぎ燃焼防止のため,あらかじめ定められた条件に適合する火炎だけを検出することが必要です。
誤った記述です。
フォトダイオードセルは,電子の移動すなわち電流(光電流)として検出される光起電力によって火炎を検出します。
ガス燃焼では火炎が青いため,光が弱く光起電力も弱いため適していません。
火炎が赤い,油燃焼等に適しています。
正しい記述です。
整流式光電管は、光電子放出現象を利用したものです。
ガス燃焼では炎が青色のため,光電子の感度が鈍いため適していません。
油燃焼は炎が赤色のため,光電子の感度が良いため適しています。
正しい記述です。
紫外線光電管は、光電子放出現象を利用したものです。
物質の燃焼に伴い発生するガスから紫外線が放射されます。
この紫外線を検出することで,火炎の有無・強弱を測定するため全ての燃焼の燃焼炎に適しています。
正しい記述です。
使用制限温度による制約があることから,燃焼時間の短い点火用ガスバーナ等に多く用いられます。
火炎検出器の検出原理や燃料による火炎の色の違いを覚えておきましょう。
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