二級ボイラー技士 過去問
令和8年4月公表
問29 (燃料及び燃焼に関する知識 問9)
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問題
二級ボイラー技士試験 令和8年4月公表 問29(燃料及び燃焼に関する知識 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
- 燃えがら中の未燃分による損失
- 不完全燃焼ガスによる損失
- 各部からのドレンによる損失
- 排ガス熱による損失
- ボイラー周壁からの放散熱による損失
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この過去問の解説 (1件)
01
ボイラーでは、燃料を燃やして発生した熱のすべてを水や蒸気に利用できるわけではありません。熱の一部は、排ガスやボイラー周囲などから外へ逃げます。
その中でも、煙突から外へ出ていく排ガスは高い温度を持っているため、排ガスとともに失われる熱が最も大きくなるのが一般的です。
燃えがらの中に、燃え切らなかった炭素などが残ると、本来なら熱として利用できたエネルギーが失われます。
特に固体燃料では、このような損失が生じることがあります。
ただし、燃焼状態を適切に保てば未燃分は少なくできるため、一般に排ガス熱による損失ほど大きくはなりません。
空気が不足したり、燃料と空気の混ざり方が悪かったりすると、一酸化炭素などの不完全燃焼ガスが発生します。
このようなガスには、まだ燃焼して熱を出せる成分が残っています。そのまま排出されると、その分だけ熱を利用できず、損失となります。
ただし、正常な燃焼では不完全燃焼をできるだけ少なくするため、一般には最大の熱損失にはなりません。
ドレンとは、蒸気が冷えて水に戻ったものです。
ドレンにはまだ熱が残っているため、そのまま外へ捨てれば熱損失になります。
しかし、ドレンを回収して給水などに再利用できる場合もあり、一般にボイラー全体の熱損失の中で最も大きなものではありません。
これが、一般的に最も大きな熱損失です。
燃料を燃やした後の排ガスは、高い温度のまま煙道や煙突から外へ出ていきます。
この排ガスが持っている熱をすべて回収することはできないため、多くの熱が排ガスとともに外へ失われます。
そのため、エコノマイザや空気予熱器などを使って排ガスの熱を回収し、ボイラー効率を高めることがあります。
ボイラー本体や炉の外壁は高温になるため、周囲の空気へ熱が逃げます。
この熱損失を減らすために、ボイラーの外側には保温材や断熱材を設けます。
放散熱による損失はありますが、通常は排ガス熱による損失より小さいです。
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