二級ボイラー技士 過去問
令和8年4月公表
問22 (燃料及び燃焼に関する知識 問2)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級ボイラー技士試験 令和8年4月公表 問22(燃料及び燃焼に関する知識 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

重油に含まれる成分などによる影響に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、選択肢のうちどれか。

A  硫黄分は、JISによる重油分類の主要な要素であり、3種(Ⅽ重油)1号で質量パーセントで5%以下とされている。
B  水分が多く含まれると、貯蔵中にスラッジを形成する。
C  残留炭素分が多いほど、ばいじん量は増加する。
D  灰分は、ボイラーの伝熱を良好にする。
  • A,B
  • A,B,D
  • A,D
  • B,C
  • C,D

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

重油に含まれる水分や残留炭素分、灰分などは、貯蔵や燃焼、ボイラーの伝熱に影響します。

 

【A】

この記述は適切ではありません。

重油には硫黄分が含まれており、その量は重油の性質を考えるうえで重要です。

しかし、3種(C重油)1号について「硫黄分が5%以下」という部分が誤っています。

この問題で前提となるJIS K 2205の規格値では、3種1号の硫黄分は3.5質量%以下です。

なお、硫黄分が多い燃料を燃やすと、硫黄酸化物が増えたり、低温部の腐食につながったりすることがあります。

 

【B】

この記述は適切です。

重油に水分が多く混じると、油中の成分が分離したり、不純物が集まったりして、スラッジと呼ばれる泥状の沈殿物ができやすくなります。

スラッジが増えると、ストレーナや配管、バーナなどが詰まり、燃料を正常に供給できなくなるおそれがあります。

そのため、重油は水分が混入しないように貯蔵・管理することが大切です。

 

【C】

この記述は適切です。

残留炭素分とは、重油を加熱したときに炭素状の物質として残りやすい成分の程度を示すものです。

残留炭素分が多い燃料ほど、燃焼すると炭素を含む粒子ができやすくなり、ばいじんの発生量が増える傾向があります。

石油学会も、残留炭素分は重油燃焼時のばいじん発生量に大きく影響するとしています。

 

【D】

この記述は適切ではありません。

灰分は、燃料を燃やしても燃えずに残る無機物です。

灰分が燃焼ガスとともに運ばれて伝熱面に付着すると、伝熱面と燃焼ガスの間をさえぎる層になります。

そのため、熱が水へ伝わりにくくなり、伝熱を悪化させる原因になります。

また、灰の種類によっては高温部の腐食や汚れの原因にもなります。

したがって、「伝熱を良好にする」という説明は反対です。

選択肢4. B,C

正解です。

参考になった数16