二級ボイラー技士 過去問
令和8年4月公表
問20 (ボイラーの取扱いに関する知識 問10)

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問題

二級ボイラー技士試験 令和8年4月公表 問20(ボイラーの取扱いに関する知識 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの給水の中の溶存気体の除去に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、選択肢のうちどれか。

A  溶存気体の溶解度は、圧力が高くなると減少する。
B  脱気法には、化学的脱気法と物理的脱気法がある。
C  加熱脱気法は、水を加熱し、溶存気体の溶解度を上げることにより、溶存気体を除去する方法である。
D  膜脱気法は、高分子気体透過膜を介して、水中から溶存気体を除去する方法である。
  • A,B
  • A,B,D
  • A,C
  • B,D
  • C,D

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この過去問の解説 (1件)

01

ボイラー給水には、酸素や二酸化炭素などの気体が溶け込んでいることがあります。

これらはボイラーや配管を腐食させる原因になるため、脱気によって取り除きます。

 

気体は、一般に圧力が高くなるほど水に溶けやすく、温度が高くなるほど水から抜けやすくなります。

また、脱気には薬剤を使う化学的な方法のほか、加熱や膜などを利用する物理的な方法があります。

 

【A】

この記述は適切ではありません。

水に溶ける気体の量は、一定の温度では、気体の圧力が高くなるほど多くなります。

つまり、圧力が高くなると溶存気体の溶解度は増加します。

反対に、圧力を下げると、気体は水から抜けやすくなります。

 

【B】

この記述は適切です。

脱気法には、大きく分けて化学的脱気法と物理的脱気法があります。

化学的脱気法は、亜硫酸ナトリウムなどの薬剤を使い、水中の酸素を化学反応によって取り除く方法です。

物理的脱気法は、加熱、減圧、膜などを利用して、水に溶けている気体を外へ追い出す方法です。

 

【C】

この記述は適切ではありません。

水に溶けている気体は、一般に水温が高くなるほど溶けにくくなります。

加熱脱気法は、この性質を利用して水を加熱し、溶存気体の溶解度を下げて、水から気体を追い出す方法です。

 

【D】

この記述は適切です。

膜脱気法では、水は通しにくい一方で、気体は通す性質を持つ膜を利用します。

膜の一方に水を流し、反対側を真空にするなどして圧力差をつくると、水中の酸素などの溶存気体が膜を通って外へ移動します。

このようにして、水そのものをほとんど失わずに溶存気体を取り除きます。

選択肢4. B,D

正解です。

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