二級ボイラー技士 過去問
令和8年4月公表
問1 (ボイラーの構造に関する知識 問1)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級ボイラー技士試験 令和8年4月公表 問1(ボイラーの構造に関する知識 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- 温度の単位であるセルシウス(摂氏)温度[℃]は、標準大気圧のもとで、水の氷点を0℃、沸点を100℃と定め、この間を100等分したものを1℃としたものである。
- ボイラー効率は、換算蒸発量と発生蒸気の比エンタルピの積の値を、燃料消費量と燃料低発熱量の積の値で除して示すことができる。
- 大気が地球上に及ぼす圧力は約0.1MPaであり、760mmの高さの水銀柱がその底面に及ぼす圧力(760mmHg)を標準大気圧(1atm)という。
- 単位時間当たりの仕事量を仕事率といい、単位は[W]で、1W=1J/sで仕事量1kWh=3.6MJである。
- 水の比熱は、4.187kJ/(kg·K)である。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
適切でないものは、ボイラー効率について述べた記述です。
ボイラー効率は、燃料がもっている熱量のうち、どれだけが蒸気を発生させるために使われたかを表す割合です。
この問題の記述では、ボイラー効率を求めるときに使う値の組み合わせが正しくありません。
セルシウス温度は、標準大気圧のもとで、水が氷になる温度を0℃、水が沸とうする温度を100℃として、その間を100等分したものです。
そのため、この説明はセルシウス温度の基本的な考え方を正しく表しています。
この記述が適切ではありません。
ボイラー効率は、基本的には、発生した蒸気が受け取った熱量を、燃料が出した熱量で割って求めます。
つまり、分子には、蒸気がどれだけ熱を受け取ったかを表す値が入ります。
しかし、この記述では「換算蒸発量」と「発生蒸気の比エンタルピ」をかけるとしており、ボイラー効率の表し方として不適切です。
換算蒸発量は、実際の蒸発量を基準となる条件に直した量であり、そのまま発生蒸気の比エンタルピと組み合わせて効率を表すものではありません。
標準大気圧は、1atmであり、およそ0.1013MPaです。
また、これは760mmHgと同じ大きさの圧力として表されます。
そのため、「約0.1MPa」「760mmHg」「1atm」という説明は正しい内容です。
仕事率とは、1秒間にどれだけの仕事をしたかを表す量です。
単位はWで、1Wは1秒間に1Jの仕事をすることなので、1W=1J/sです。
また、1kWhは、1kWの仕事率で1時間使ったときの仕事量です。
1kW=1000W、1時間=3600秒なので、
1kWh=1000×3600J=3,600,000J=3.6MJです。
したがって、この説明は正しいです。
比熱とは、物質1kgの温度を1K上げるために必要な熱量です。
水の比熱は約4.187kJ/(kg·K)です。
そのため、この記述は正しい内容です。
この問題では、熱や蒸気に関する基本的な単位や数値が問われています。
セルシウス温度、標準大気圧、仕事率、水の比熱についての記述は正しいです。
一方で、ボイラー効率は、燃料がもつ熱量に対して、蒸気がどれだけ熱を受け取ったかを表す割合です。
そのため、換算蒸発量と発生蒸気の比エンタルピをそのまま使って表すという記述は適切ではありません。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
令和8年4月公表 問題一覧
次の問題(問2)へ