二級ボイラー技士 過去問
令和7年4月公表
問24 (燃料及び燃焼に関する知識 問4)

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問題

二級ボイラー技士試験 令和7年4月公表 問24(燃料及び燃焼に関する知識 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

重油に含まれる成分などによる影響に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。

A  硫黄分は、日本産業規格(JIS)による主要な要素となっており、質量の10%前後を構成する。
B  水分が多いと、貯蔵中にスラッジを形成する。
C  残留炭素分が多いほど、ばいじん量は増加する。
D  硫黄分は、ボイラーの伝熱面に高温腐食を起こす。
  • A,B,C
  • A,B,D
  • A,C,D
  • B,C
  • B,C,D

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この過去問の解説 (2件)

01

重油に含まれる成分に関する問題です。

重油には様々な成分が含まれているので、順番に確認しておきましょう。

選択肢4. B,C

Aの硫黄分は、日本産業規格(JIS)による主要な要素となっており、質量の10%ではなく、C重油でも4%以下となります。

Dの硫黄分は、ボイラーの伝熱面に高温腐食ではなく、低温腐食を起こします。

したがってBとCの組み合わせが適切となります。

まとめ

重油の特徴を覚えておくとボイラーの不具合も把握できるようになるので、しっかり覚えておきましょう。

参考になった数33

02

重油の成分に関する問題です。

 

A:誤った記述です。

→硫黄分は質量の3〜5%となります。

 

B:正しい記述です。

→水分はスラッジの要因となります。

 

C:正しい記述です。

→炭素が不完全燃焼すると,ばいじんとなりますので残留炭素が多いほどばいじん量も増加します。

 

D:誤った記述です。

→硫黄分は低温部分で結露し,腐食を引き起こすため,低温腐食を起こします。

選択肢4. B,C

正しい記述です。

まとめ

重油の成分を覚えておきましょう。

一般的に重油は石炭と比較して,窒素分が低いです。

なお,硫黄分の多い少ないに応じて低硫黄重油・高硫黄重油と分けられている場合もあります。

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