二級ボイラー技士 過去問
令和7年4月公表
問1 (ボイラーの構造に関する知識 問1)

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問題

二級ボイラー技士試験 令和7年4月公表 問1(ボイラーの構造に関する知識 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文中の(   )内に入れるA及びBの語句の組合せとして、適切なものは次のうちどれか。
「飽和水の比エンタルピは飽和水1kgの( A )であり、飽和蒸気の比エンタルピはその飽和水の( A )に( B )を加えた値で、単位はkJ/kgである。」
  • A:潜熱   B:顕熱
  • A:潜熱   B:蒸発熱
  • A:顕熱   B:蒸発熱
  • A:蒸発熱  B:潜熱
  • A:蒸発熱  B:顕熱

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この過去問の解説 (2件)

01

エンタルピの問題です。

潜熱と顕熱の違いをしっかり把握しておきましょう。

選択肢3. A:顕熱   B:蒸発熱

「飽和水の比エンタルピは飽和水1kgの顕熱であり、飽和蒸気の比エンタルピはその飽和水の顕熱に蒸発熱を加えた値で、単位はkJ/kgである。」

このようになるのでこちらの組み合わせが適切となります。

まとめ

顕熱とは、物質の温度変化を伴う熱であり、潜熱は、物質の状態変化を伴う熱となります。この顕熱と潜熱を合わせたものを「エンタルピ」と呼びます。このことも押さえておきましょう。

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02

比エンタルピに関する問題です。

顕熱・潜熱の違いを把握しておきましょう。

選択肢3. A:顕熱   B:蒸発熱

飽和水の比エンタルピは飽和水1kgの(A:顕熱)であり、飽和蒸気の比エンタルピはその飽和水の(A:顕熱)に(B:蒸発熱)を加えた値で、単位はkJ/kgである。

まとめ

質量1kgあたりのエンタルピーkJを比エンタルピーkJ/kgといいます。

飽和蒸気には飽和水の顕熱および蒸発熱(潜熱)が含まれていますので,「A:顕熱   B:蒸発熱」が正しい記述となります。

顕熱とは,物質が状態変化せずに温度が上昇・下降する際の熱量の事です。

潜熱とは,物質が状態変化する際に温度変化をせずに発生する熱量の事です。

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