二級ボイラー技士は、労働安全衛生法に基づく国家資格 で、ボイラーの運転や整備に必要です。受験資格に学歴や実務経験の要件はなく、試験ではボイラー構造や燃焼理論、法令などが問われます。
資格取得後は、工場やビルなどさまざまな現場でボイラーの運転管理に従事できます。
なお、二級ボイラー技士免許は、主にボイラーの取扱いや運転管理に関する資格です。
一定規模以上のボイラーや第一種圧力容器の本格的な整備を行う場合は、別にボイラー整備士免許が必要になることがあります。
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二級ボイラー技士は、労働安全衛生法に基づく国家資格 で、ボイラーの運転や整備に必要です。受験資格に学歴や実務経験の要件はなく、試験ではボイラー構造や燃焼理論、法令などが問われます。
資格取得後は、工場やビルなどさまざまな現場でボイラーの運転管理に従事できます。
なお、二級ボイラー技士免許は、主にボイラーの取扱いや運転管理に関する資格です。
一定規模以上のボイラーや第一種圧力容器の本格的な整備を行う場合は、別にボイラー整備士免許が必要になることがあります。
二級ボイラー技士は、主に産業施設やビル設備などに設置されたボイラーの運転・点検・メンテナンスを行う仕事です。
具体的な仕事には、次のようなものがあります。
・水位、圧力、温度などの確認
・燃焼の状態を見ながら、燃料や空気の量を調整
・異常な音、振動、におい、漏れなどがないか確認
・点火、運転、停止などの操作
・ボイラー水の状態を確認し、必要に応じて水処理や吹出し
・日常点検や清掃を行い、異常や故障を早期発見
・運転状況や点検結果を記録
法令で定められた自主検査や性能検査については、事業者が適切に実施する必要があります。
二級ボイラー技士が、すべての法定検査を自ら行うという意味ではありませんが、日常の点検、記録、検査の準備などで関わることがあります。
二級ボイラー技士は、工場やビルなどに設置されたボイラーを安全かつ効率的に運転・管理する責任を担います。
具体的には、水位や圧力の監視、燃焼状態の調整、点検・メンテナンス、異常時の対応などを行い、事故防止と安定稼働に寄与します。
また、法令に基づき、定期的な検査や報告などの業務を通じて、現場の安全と環境保護に大きく貢献する役割があります。
二級ボイラー技士になるためには、国家試験である二級ボイラー技士試験に合格し、なおかつ、一定の実務経験を満たすかボイラー実技講習を修了する必要があります。
この試験には、受験資格として学歴や実務経験は問われず、ボイラー構造・燃焼理論・法令などが出題範囲です。
試験に合格後、実務経験等を証する書類を添付して免許を申請することで二級ボイラー技士免状が交付され、二級ボイラー技士として活動できるようになります。
※18歳未満の方には免許が交付されませんので、注意して下さい。
18歳未満のままでは、二級ボイラー技士の試験に合格していても「免許が必要なボイラーの取扱いの仕事」はできません。
理由は大きく2つあります。
18歳未満には免許(免許証)が交付されません。そのため、合格していても「免許を受けた者」として扱えません。
さらに、労働基準法のルールで、18歳未満の人は危険が大きい仕事(危険有害業務)に就くことが制限されています。
その例として、ボイラー(小型ボイラーを除く)の運転・取扱いが挙げられています。
また、そもそも法令上、(小規模・小型ボイラーを除く)ボイラーは、免許がないと取り扱えません。
<働くこと自体はできるのか。>
働くこと自体はできますが、担当できる仕事が限られます。
例:事務作業、点検記録の整理、清掃、先輩の補助など(「ボイラーの取扱い」に当たらない範囲)
ただし、現場で何が「取扱い」に当たるかは会社の運用次第で判断が分かれやすいので、会社(安全衛生担当)に「18歳になるまでは、どこまで担当してよいか」を確認するのが安全です。
<小型ボイラーや簡易ボイラーなら扱えるのか。>
ボイラーの種類によって必要な資格が変わります。
たとえば、簡易ボイラーは資格不要、小型ボイラーは特別教育を受けた人が取り扱える、という整理があります。
ただし、18歳未満の就業制限との関係もあるので、「この設備なら18歳未満でも担当できる」と決めつけず、
必ず会社側で確認してください。
<18歳になったら免許申請が必要か。>
18歳になったら、合格通知書などの必要書類をそろえて免許申請をすれば免許を受け取れます。
なお、合格通知書の扱いについては、明確な期限はないと案内されていますが、なくすと手続きが面倒になるので大切に保管してください。
国家資格の中では比較的取りやすい部類とされていますが、ボイラーの構造や燃焼理論、関連法令など専門的な知識が問われるため油断は禁物です。合格率は概ね50%台で推移しており、独学でも十分可能ですが、理解不足による取りこぼしを防ぐためには体系的な学習が必要です。
学習時間の目安は個人差があるものの、ゼロから学ぶ場合は40~80時間程度を見込んで、テキストや問題集を用いた繰り返し学習を行うとよいでしょう。
以下を繰り返すことで、短期間でも合格に必要な知識が身に付きやすくなります。
計画的かつ集中的に取り組むと効率的です。
①テキストと問題集の活用
日本ボイラ協会などが発行するテキストで基本理論や法令を一通り学習し、その後に問題集を解くことで理解度を確認します。過去問や頻出問題を中心に繰り返し演習することで、出題パターンを把握しやすくなります。
②重要ポイントの整理・暗記
ボイラーの構造や燃焼理論、関連法令は範囲が広いため、過去問などから“よく問われるテーマ”を中心にまとめノートを作り、繰り返し暗記すると効率的です。特に法令・規則の数値や用語はしっかり押さえましょう。
③隙間時間の有効活用
通勤・通学時間や休憩中などの短時間に、暗記カードやスマートフォンの学習アプリを使って重点的に覚える内容を確認し、理解を定着させます。短時間でも頻度を増やすことで、効率よく学習を進められます。
④模擬試験形式の学習
制限時間を設定し、本番と同じ形式で問題を解く「模擬試験」を行うと、時間配分の感覚が身につき、弱点分野も明確になります。間違えた問題は原因を分析し、テキストやノートに戻って再確認しましょう。
一級ボイラー技士・特級ボイラー技士
二級からステップアップして取得できる上位資格です。より大規模・高圧なボイラーを取り扱えるようになります。
ボイラー整備士
ボイラーの点検・整備作業に特化した資格で、専門的なメンテナンスの知識が習得できます。
危険物取扱者(甲種・乙種・丙種)
ボイラーで使用する燃料(重油など)の取扱いに関する知識が活かせます。工場などでボイラーを運転する際、危険物の取扱いも要求されるケースが多いため、あわせて取得すると業務範囲が広がります。
二級ボイラー技士試験は、安全衛生技術試験協会が主催し、全国各地の主要都市を中心に会場が設置されます。
具体的な会場や日程は、試験申請時の案内書類や安全衛生技術試験協会の公式サイトで公表されるため、受験を検討している地域の情報を必ず確認してください。
北海道から九州まで幅広い地域で実施されていますが、地域によって開催回数や実施日が異なる場合があるため、事前に十分な確認が必要です。
二級ボイラー技士試験は、公益財団法人 安全衛生技術試験協会が年に複数回(地域によって頻度は異なる)実施しています。
具体的な試験日程は受験地ごとに異なり、申請期間や試験日時の詳細は公式サイトで公表されます。
<二次試験があるかどうか>
二級ボイラー技士は、学科試験(筆記)だけです。二次試験や実技試験はありません。
ただし、免許(免状)を受け取る段階で、実務経験や講習修了などの要件を求められることがありますが、
これは「二次試験」ではなく免許申請の要件です。
ボイラーの構造に関する知識
ボイラーの種類や各部位の役割、材料、構造上の特徴などが問われます。
燃料および燃焼に関する知識
燃焼理論、燃料の特性、燃焼に伴う熱量計算などが取り上げられます。
ボイラーの取り扱いに関する知識
運転操作の手順、水位・圧力管理、ボイラー水処理、点検・整備など、実際の運転管理の方法が問われます。
法令に関する知識
労働安全衛生法やボイラー及び圧力容器安全規則など、ボイラー運転に関わる主要な法令や規則が中心です。
受験手数料は8,800円です。
金額は改定されることがあるため、受験前に必ず最新の受験案内で確認してください。
二級ボイラー技士試験の合格発表日は受験地や試験日程で決まっており、試験当日に案内されます。
掲載時間は受験地によって案内が異なるため、受験地の案内に従って確認してください。
結果発表日になると、協会のホームページに合格者の受験番号が掲載されます(掲載期間は原則7日間)。
また、合格した方には免許試験合格通知書、それ以外の方には免許試験結果通知書が、結果発表日に発送されます。
ホームページの合格者番号は、結果発表日に更新される予定です。
二級ボイラー技士試験は、学歴や実務経験などの要件が特に設けられていないため、原則として誰でも受験が可能です。
全40問、五肢択一のマークシート方式です。
1.受験申請書の入手
受験申請書は、安全衛生技術試験協会本部や各センター等で無料で配布されています。
また、郵送での請求や、オンラインでの受験申請も可能です。
2.申請書類の記入・提出
受験申請書一式の所定の申請書に必要事項を記入し、受験を希望する安全衛生技術試験協会の各センターに提出します。
郵送・窓口・オンラインのいずれでも提出は可能ですが、各方法で提出期限が異なります。
3.受験手数料の支払い
申請時に受験手数料(例年8,800円程度)を指定の方法で納付します。銀行振込や郵便振替など、協会が指定する方法で期日内に支払いを済ませましょう。
4.受験票の受領
申請書類と受験手数料の確認が完了すると、後日「受験票」が郵送などで交付されます。試験当日は必ず受験票を持参し、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)とともに提示してください。
試験日程や提出締切などは地域や年度によって異なるため、必ず最新の情報を公式サイトや支部案内で確認したうえで、余裕をもって手続きを進めるようにしてください。
二級ボイラー技士試験の受験申請受付期間は、試験日や地域によって異なります。
必ず安全衛生技術試験協会の公式サイトや各センターの「試験実施要項・受験案内」で最新の受付期間を確認するようにしましょう。
通常の試験については、原則として次の期間です。
・オンライン申請:試験日の2か月前の0時00分00秒から、試験日の14日前の23時59分59秒まで
・郵送申請:第1受験希望日の2か月前から、14日前の消印まで有効
・センター窓口への持参:第1受験希望日の2か月前から、センターの休業日を除く2日前まで
窓口の受付時間はセンターによって確認が必要ですが、関東安全衛生技術センターでは、原則として平日の9時から16時までです。
※定員に達すると、受付期間内でも締め切られることがあります。
※出張特別試験などは、提出先や受付期間が異なる場合があります。
受験票は、原則として申請先の安全衛生技術センターまたは試験場から郵送されます。
オンライン申請では、申請状況が「審査完了」になっているにもかかわらず受験票が届かない場合、試験日の休業日を除く2日前までに申請先へ連絡します。
書面を郵送して申請した場合は、申請書を郵送してから10日を過ぎても受験票が届かないときに、申請先へ連絡します。
センターの窓口へ申請書を持参した場合は、原則として、その場で受験票が渡されます。
二級ボイラー技士の学科試験は、4つの分野(ボイラーの構造/取扱い/燃料・燃焼/関係法令)がまとめて出題され、免除科目もありません。そのため、合否は基本的に試験1回分でまとめて判定され、次回へ「一部だけ合格を持ち越す」ことはできません。
各科目で40%以上かつ、全科目の合計で60%以上です。
※詳細や最新の合格基準は安全衛生技術試験協会の受験案内で確認してください。
試験に合格すると、免許試験合格通知書が届きます。
ただし、試験に合格しただけでは、二級ボイラー技士免許証は交付されません。
ボイラー実技講習の修了や実地修習など、免許交付の条件を満たし、そのことを証明する書類を添えて申請する必要があります。
2026年3月から免許申請書の様式が変更され、マイナポータルからのオンライン申請もできるようになりました。書面による申請も引き続き可能です。
書面で申請する場合、免許試験合格通知書を持っている方は、原則として東京労働局免許証発行センターへ申請書類を送付します。申請書は、厚生労働省のホームページからダウンロードできるほか、都道府県労働局、労働基準監督署、各安全衛生技術センターでも入手できます。
書面申請では、主に次のものが必要です。
・免許申請書
・免許試験合格通知書
・実務経験や講習修了などを証明する書類
・顔写真
・本人確認証明書
・申請手数料として1,500円分の収入印紙
・免許証送付用封筒と必要な郵便料金
必要書類や郵便料金は変更される場合があるため、申請時の最新の手引きを確認してください。
※18歳未満の方には免許が交付されません。18歳になり、免許交付に必要なほかの条件も満たしてから申請します。
| 実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度(2025年度) | 21,349人 | 11,303人 | 52.9% |
| 令和6年度(2024年度) | 21,226人 | 11,428人 | 53.8% |
| 令和5年度(2023年度) | 22,178人 | 12,137人 | 54.7% |
| 令和4年度(2022年度) | 23,978人 | 12,227人 | 51.0% |
| 令和3年度(2021年度) | 24,260人 | 12,953人 | 53.4% |